えちご・くびき野100Km マラソン<その3>

えちご・くびき野100Km マラソン <その3>
 
【終盤】
 
80kmのトランジッションエリア付近>
0KM過ぎたくらいからは、2km毎にエイドステーションがある。2km毎を確実に進むことに集中
 
足の痛さと残りの距離を考えて、動かせるギリギリのところで1歩ずつ踏み出している感じ。7/kmくらいのペースが精いっぱい。そのおかげで、スピードが出せず、体力の消耗を防げている?
 
80kmエリアでは、他のランナーから、「ここまでくれば完走が見えますね!」と嬉しそうに言っていたが、「いやあぁ、未だでしょう。この先、きっとキツイっすよ!」と言わざるを得ません。ここでは未だ完走できる自信は持てない。
 
国道8号線柿崎の交差点。海の方へ向かうが、歩道の青信号が点滅・・・誘導員も「まだ間に合うよ~」・・・・「いや休憩しま~す。」・・・安全第一
ここからは前に仕事でよく通った親しみのある道路であるが、今日はとても憎たらしい道に見える。
 
ハマナス(温泉)の前を通り、海沿い(海辺のすぐ上)を走る。ここで、雨風だったら、心が折れること間違いなし!(先回のMさんがそうだった)
 
 
<90km付近>
また県道に戻る。この辺が90km2km毎の休憩エリアの間隔が遠く感じてくる。一番キツイ終盤戦。
 
『ここから約800mの坂』の看板。だらだら坂を登る。沿道のおばちゃんからは、「ここを登ればあと平らだよ~。」と声がかかる『平ら』という言葉が心に響く。『平和』を連想します。スピードは78/kmまで、低下。
 
普通のマラソンでは、歩きながら声援に応えることは無いが、このレースでは歩くのは、何も恥ずかしくない。なので、応援している人に明るく振る舞いながら選挙の立候補者のように、声援にはズーット手を振って応えてきた。進む。自分の場合は、足が痛いだけで、体力は残っていて、気持ちが折れていないので、気分はいい。
 
やっとだらだら坂が終わり、少し行くとまだ坂が・・・!?。さっき、「坂の先は平ら」って言ってたよな??  きっと普通の人には坂の部類に入らないらしい?『平和』は何処に?
 
国道8号線とその前とで信号が2本。タイミング良く?赤。ランナーがたまってくる。踏切にも引っかかる。すぐ脇が駅(土底浜駅:どそこはま)で、電車は止まっているので、踏切のバーはなかなか上がらない。先を急ぎたい葛藤を感じながらも数分休憩ができた幸せがを感じる。
 
その間、頭が勝手に暴走。
「どそこはまどんぞこはま だぜィ!ワイルドだろぅ?」なんでしょうもないことを考えていたのは私だけでしょうか。 残り4km
 
最後の休憩エリアが見える。ここからは、リスクを負って勝負。休憩エリアをパスする。スピードは出ないが、それでも6/km程度にUPか。これまで、メンバーが前後してきたグループから脱却。もう止まらずに最後まで行こうと決めた!
 
97km通過。なんとか持ちそう。Mさんから、「前回大会では99km表示からは距離が合っていなくて、200m先ですぐゴールだったよ」なんて聞かされていたので、かなり期待していた。98km通過。ここで初めて完走を確信!
 
前を走るランナーに。「やっと最後ですね!」なんて声を掛けながらさりげなく抜いていく。更に少しペースが上がっている感じ。
 
待ちに待った『99km』の標識。Mさんの話によると、実はあと200m・・・・・?!?
その先、まだ続いていそうなんだけど・・・・。今年はしっかり1km残っていた。
 
 
<ゴール>
残り1kmからは、心の中で、100mを刻む。目測で距離を想定。残り200mを切っているはず。曲がれば「ゴールですよ!」と誘導員が右折を指示。ここで右に曲がる!
少し先に人と明かりが見える!・・・・。ゴールゲートが目に入った瞬間!
 
イメージ 2
      (ゴールゲートの様子:自分の撮った瞬間ではありませんが)
 
Noと名前がアナウンスされる。それを待ってくれていたのでしょう。脇から会社の人が会社のロゴが入った 妙に大きいバスタオル が手渡された。うれしかったっス。
 
こういうシーンでのお決まりのポーズを瞬間的に考える。・・・両手でタオルを掲げ、ながら走る!・・・うまく成功。このままゴールテープを持ち上げながら「ゴォー~~ル!」とおもいきや、ありゃありゃ?!
 
バスタオルが顔の前にきてしまった!主催者が前方から撮影した謝写真にはきっと顔が映っていないかも!・・・・ 最後の最後に失敗!! 
 
『あるべき姿』⇒ 背中に背負ってから、ゴールテープを上に持ち上げてポーズ!
   イメージトレーニングが足りませんでした!
 イメージ 3
 
 
 
完走の金メダルを掛けてもらう。(先回よりメダルのサイズが大きくなっているようだ)
 
 
<妙に大きかったバスタオル>
 会社の人からゴール前に渡されたのは、
       バスタオルではなく、会社の旗 だった。ガ~ン!
 このタオル、妙にデカく、ゴワゴワしてるな」と感じつつ汗を拭いてしまった。
 
 ゴール後、貸出毛布が配られていたが、タオルの配布は無かった。タオルの無いレースは初めてであったので、なんか手持ちぶさたが。
 
 ゴール後、50km参加の3人と、Mさん、Sさんと合流。 全員完走です!
 
イメージ 1
 
【結果】11時間3539秒  総合順位328位 /出走1,312名 完走者949名
   まだ、明るいうちに着けて良かったです!
 
【レース後・・・お風呂・・・打ち上げ!】
 ここから、いろいろお世話になりました。
 
Hさんに地元のお風呂 七福の湯』 まで、送って行ってもらいました。
 
 今回、軽く考えていて、「体毛」の一部の処理をさぼっていたので、またずれ、尻ずれで、シャワーを掛けたら、これまた痛い! 少し我慢すれななんとかなることは、経験済。
ぬる目のお湯につかって「あァースッきり!」 
 お風呂の後のコーヒー牛乳も子供の頃から変わらず、格別!
 
これから、直江津駅前の居酒屋で慰労会ということで、そちらに移動。また送ってもらいます。お店に入って行ったら、なんと! 部屋が2階に。   最後の試練。
 
ボランティアの人はまだ、お仕事が終わっていません。頭が下がります。
でも、お先に、カンパイ!完走おめでとう!
 
少しして、ボランティアの方が戻ってきました。今回ボランティアを引っ張ってきた重鎮Kさんも合流。皆さん揃ってまたカンパイ! お疲れさま~! 
みんなまだまだ元気です!
 
この後、直江津駅から新潟に帰るのですが、居酒屋にタクシーが時間通りに来なくて、駅まで(約300m先)走ろうかと思いましたが、走れる訳も無く、偶然にも、ボランティアで参加していたHさんの旦那さんの車が来たので、送ってもらいました。・・・助かりました。
 
 なんとかセーフ。
 
<駅で>
ホームで、100kmレースに参加人がいて、話をしたら、「明日、新潟シティー10km出るんですよ。」と。こういう人はいるとは聞いていたが、目の前にいるとは・・・・!
 
新潟着いてから自宅までどうやって帰るか考えながら特急北越  に乗ります。
目が覚めたら電車の中でみんな立っている  ので、何かあったのかな?と思ったら、新潟に着いていました。
  ・・・荷物もあるし、雨も降っているし、・・タクシーで帰ろっと!
「お前、それでもアスリートか!」と天の声が・・・聞こえたような・・・
  気のせいか!
 
参考まで、今日は歩数を測定していました。118,731歩でした!
少しの間、ロボット生活します。