震災ボランティア(石巻・南三陸町:福興市)
8月29日(土)、30日(日)
『新潟恩返し隊』ボランティアに参加。全43名
雄勝町へ向かう。
途中、大川小学校でお祈り。
バスを降りてすぐ、涙ぐむ方もいました。辛うじて学校の形を留めている状態をバスの窓越しにみるのとは大違いです。ご遺族なのか、祭壇の前で数十分、跪いたままずっーとお祈りを捧げている姿を見て、遣り切れない思いです。皆さん、祭壇に近づけない雰囲気を感じていました。なんとか前まで行って手を合わせてきましが、ただ『無力』さだけを感じました。心からご冥福をお祈りします。
「おがつ店こ屋街」をベースに本日の活動は名産品・『硯石』の洗浄作業と駐車場の草刈り。バスの中で仕事が割り当てられます。
傍に硯石で作ったお皿等の販売店がありました。
自分は駐車場の草刈り。イベントがある日には人が集まり、賑わうようになってきたようです。作業は最初、勢いがあったんですけど、切りが無くて、お昼を挟んでペースダウン。
ざっと、200袋分の草刈りをして終了。
帰りに、『岩井崎』というところで、元気注入。地元の方が、松の枝払いをしたら、この形が残ったそうで、ネーミングしたそうです。
「上昇気流」→「上昇木竜」 とても明るいニュースです。
↑
↑普通の人はこの写真しか撮れません。 海が荒れていたので、危険と思いました
が、ふと海側から撮ってみました!見て
ビックリちょっとブレテいますが、
ナイスショットでした。竜の口が開いて
ヒゲも立派に見えます!
ホテルへ向かいます。昨年後半からは、宿泊所も状況が改善してきており、ボランティアでも快適に過ごすことができる状況になっています。温泉にもつかることができます。
夕食は、急いでお風呂に入った後、皆でバスで近くの飲食ができるところに向かいます。思い思いに飲んだり、食べたり。プレハブでできた商店街でカンパーイ。
早めに切り上げ?翌日に備えます。
4月末のGW前にも『福興市』に来た時に
オカリナ&エレクトーンでステージに上がった『ルリアール』さん
と再会。再会するのは偶然なんですけど、来る少し前に来るのが判っていたので、お会いできるのがとても待ち遠しく思っていました。
ステージはとてもうまくいって、隣で聞いていたおじさんが「ルリアール」さんをかなり気に入ってくれたようです。東松島で被災されたらしいのです。音楽が被災された方の心を和ませる力を感じました。音楽でお腹いっぱいにならないけど、心はいっぱいにできるものですね。
彼女たちのボランティアの仲間は山形県酒田市の『中通り商店街』さんです。今回の震災では、商店街さんのネットワークが第一線のボランティアを可能にしている成功例だと思っています。『絆』は震災後に生まれたものではなく、震災以前からあったのです。これからの行政に見習うところはあると思います。
今回は半年前に比べ、子供の参加が多く、町全体が安定してきたと感じました。とても活気がありました。
地元の子供たちによる、地元の商店街さんへの歌がありました。感動でした!
タコが歩いてきました。あっという間に子供たちに囲まれます!
今日の目玉は『ホタテ』です。1個200円。しっかりいただきました。
「おいしかった!」
『新潟恩返し隊』も隊長の意向により、一つの役目を終えようとしています。
立ち上げた隊長は素晴らしいと思います。新潟交通さんの協力もあり、ボランティア団体としての活動ができた成功事例でしょうけど、団体となった状態では、ある視点からは、「隊長」の思惑と少し離れたところでの活動となっていったような気もします。
現実的には、ボランティアの受け入れ先もボランティアで、これからしなければならないことは、ボランティアだけではなかなか進まない作業となっていることに変わってきていることとを感じました。受け入れ先も解散しているようです。
ボランティアの在り方・・・これからも考えて行きたいと思います。
9月30日(日)22:30 柏崎着。台風により、すごい雨風。