初参戦!珠洲トライアスロン。全6編(その3)

初参戦!珠洲トライアスロン。全6編(その3
 <レース SWIMの編>
 
いよいよスタートです。2,500mのスイムから。スターターの前の挨拶で、なんか「エイエイオー」とかやらせられて、子供だましと思いつつも、益々気合いが入ってきました。単純です。スイムは苦手なので、ゆっくりとスタートと思いながらも、スタートの合図がかかると、始めは浅いので、どうしても走ってしまいます。
 
まあまあのスタートでした。多少バトルはありますが、なんとか凌ぎながら、ゆっくりと進みます。位置取りを注意して、ロープ沿いを。それでもときどき方向を見失います。波は穏やかです。水温もちょうど良く、体に負担を感じず、いい感じ。
 
海はきれいで、底が見えます。そうこうしているうちに500m地点。斜め前方右にカーブです。昨年は直角でしたが、今年から曲りを緩やかにしたそうです。曲りがキツイとバトルが起こるので、それを回避するためだそうです。やっと750mB-Typeの折り返し地点で目印にしているコースロープが無くなるところです。もう500m先がATypeの折り返しなので、まだまだ序盤戦。
 
徐々に泳いでいて曲がりくねってきます。あっという間にコースロープから遠くなったり、近くなったり。人と交差したり。どっちが曲がっているのかわからなくなりながら前だと信じている方向へ進みます。800mくらいかな?自分と違う色のスイムキャップが来ました。第3グループのトップに追いつかれています。
 
彼らの後を見える限り、後をついていきます(すぐ離されますが、)。後から数人が来るので、羅針盤です。1,000mを超えてきます。折り返しのブイはまだ先です。なかなか近づきません。いつもこの場面では気持ちが焦るので、はやる気持ちを抑えながら泳ぎます。 
 
やっと、折り返し。1,250m。ここからが少し、・・・戦略不足でした。コース取りを考えていなかったのです。急に人が少なくなって、なんか違人と違うところを泳いでいると感じながらも、路頭に迷うと困るし、右側呼吸なので、そのままコースロープを右に見ながら泳ぎます。 多くの人はというと、折り返してから、進行方向左側のロープ沿いに泳いでいます。(コースを良く見ると、その中でも近道がある)。でも中盤はなかなかいい調子です。
 
そして、いよいよ終盤。左へ曲がります。(往路で右カーブしたところ)もう500mでゴールのところです。何故か、隣に泳いでいた人が、真っ直ぐ突っ切って行ってしまいました! 監視員にこっちじゃないよ!とか言われていました。きっとかなり焦ったと思います。自分はちゃんと左へ曲がっています。
 
なかなか進んでいないような気がしてきて、進路もうねうね状態。若干波が出てきて、前方の目標も見えずらくなってきました。だんだんと疲労がたまってくるのが判ります。  
 
だいぶ、岸に近くなってきましたが、まだまだ、足が届くような底が見えません。岸から見ている人からは、
アイツ、真っ直ぐおよげないのかな?すぐそこまできているのに」と思っているだろうなと考えながらもがいています。
 
やはり、終盤の終盤は焦りが出ます。テンションが上がるのが、もう少しで足をつくところの手前。やっと、足が付きました。まずは「戻ってこられて良かった。神様に感謝!
 
家畜の番号が役に立たなくて良かった。陸に上がって、重力に逆らって少しでも走るポーズをとると自然と厳しい顔になります。スイムのゲートをくぐるまで、ウェットスーツのジッパーを下げようと背中のヒモと探します。ヒモ、ヒモ、なかなかジッパーが下がらない!と焦ります。
 
 
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タイム表示があります。1時間3分くらいです。5分遅れのスタートなので、ゲートまで急げば、ギリ1時間以内だと認識しました。やっとジッパーを下げて、ゲートを出てシャワーがあって、そこで、スーツを脱いでしまします。片足立ちで、よろけながらやっとこさっとこ、脱げました。
 
 
 
 
 
小走りで、トランジッションへ。トランジッションスペースが狭すぎ!前の人が邪魔。自分の場所も探しづらくやっとたどり着きました。Sさんもトランジションにまだいました。
 
そんなに慌てず、BIKEウェアを着て、ソックスをはいて、等々準備を。さて、行こう!と思いきや、通路が狭く、前の人がゆっくり歩きながらBIKEを押している。「走れよ!」と心の中でつぶやきながら、BIKEスタート!100.5kmの道のりです。SWIMの順位からどれだけ上げることができるか。

    【SWIM Time 59:40 SWIM Rank 642/ 847人】

(次回その4に続きます)